パスは綺麗で無いとアカンのか?
- 彰宏 中村
- 4月17日
- 読了時間: 6分
更新日:4月20日
▪️▪️▪️▪️お知らせ▪️▪️▪️▪️
2025年5月11日(日曜日)
「姫路7人制ラグビー」
開催されます。応援来てね♫
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オフロードパスって聞いたことありますか?
【ラグビーのオフロードパスとは、タックルを受けた選手が倒れながら行うパスです。通常のパスよりも難易度が高く、成功すると相手陣営が整う前に攻撃を仕掛けることができます。】
あれ、昔は怒られてました。
『両手でボールを持って円を描くようにパスしろ!』
『片手でボールを持つな!』
とかね。

(写真:日刊スポーツ
平尾誠二さん一周忌より)
高校ラグビーの準決勝を観てましたが、解説の方が『おぉーっと!ノールックパス!繋がった!』って言うてました。
▪️そもそもパスは綺麗で無いとアカンのか?
▪️綺麗でないパスは失敗なのか?
▪️ノールックパスはヤバいのか?

(写真:Number web より
ラファエレ ティモシー選手)
ラグビーを離れた僕らからするとラグビーは『トライを獲る事』が目的やのに、プロセスばかり解説する姿は
『ホンマかいな』となります。
海辺で裸足になりラグビーボールを持って鬼ごっこする姿を思い浮かべて下さい。
目の前にいる相手を交わすか、敵のいないスペースを見つけて突破するか味方へパスを繋げられたらトライチャンスです。
理屈ではなく本能的なパスが茶飯事。

▪️ノールックパスは本当に味方を見てないのか?
瞬きの速度は0.4秒。
実は0.2秒くらいは状況を見てたりします。
味方の足音や存在を感じてたり、呼吸や声を聞いていたりもします。常日頃練習をしていると、『ここに(味方が)おる!』って味方の存在を五感を通して感じれる時がありますよね?

「SBW」ことソニー ビル・ウィリアムズさん
Sonny Bill Williams
(Facebook及びSports naviより)
ソニー ビル・ウィリアムズさんは、予測不可能なパスを繰り出し、世界を驚かせた元オールブラックスの選手でした。
彼はSports naviのインタビューでこう答えてます。
『先のことを見てしまうと、いろんなことがありとても困難に見えてしまう。私は今に集中している。今できること、今やらせてもらっていること、今すべきことに集中して、日々を過ごしています。』
彼は、人生観とラグビー観がリンクしていますよね?
▪️パスとは?
パスが苦手な選手(FW)も居られると思います。
ボクもヘタクソでした。
Sonny Bill Williamsさんはこう語ります。
オフロードパスは「本能のパス」だと。
「オフロードはラグビーリーグ時代から体に染み込んだスキル。オフロードパスはこだわって出しているわけではなく、本能的なものです」
SBWには理想のCTB像がある。
「まずスペースを見つけることができること。
そして、そのスペースに他の選手を走らせることができること。それから、自分からも突破できること。さらにディフェンスラインを組織的に動かすことができ、FWもコントロールできるのが理想の12番です」
パスを『本能』と語るSonny Bill Williamsさん。
▪️本能と基礎
なら、本能はどうやって伸ばすのか?
生前の平尾誠二さんはこう言ってました。
平尾誠二さんの言葉から学ぶ、スポーツの本質
「ラグビーは、考えるスポーツだ」
これは、元ラグビー日本代表キャプテンであり、名指導者でもあった平尾誠二さんの言葉です。
彼は常に「個の自立」と「チームの自律」を重んじ、スポーツを通じて人間性を育むことを大切にしていました。
そんな平尾さんが、野球とラグビーの違いについて語った内容には、単なるスポーツ論を超えた深い気づきがあります。
1.、野球は「監督の指示」、ラグビーは「選手の判断」
平尾さんは、こんなふうに語っています。
「野球はベンチから監督が指示を出す。だから、選手は“従う”ことが基本。」
例えばあなたが打席に入った時に
監督がバンドのサインを出すとします。
そこであなたはホームランを狙いますか?
仮に、相手はあなたと相性の良いピッチャーで、たまたまナイスなボールが来た。
思わずバントせずに打ってしまった。
強烈なヒットを撃ち放ったあなたは、ベンチへ戻ってから監督に褒められるでしょうか?
『おマエ!サインはバントやろ!』となりますよね?悲しいかな、マイナス評価にもなります。
でも、ラグビーは違う。プレー中は選手がすべてを判断し、決断し、責任を持つ。
つまり、ラグビーではピッチに立つ選手こそが主体。
その判断が、常に試されます。
一方、野球は「ミスをしないこと」が重要とされ、監督の采配によって戦術が組まれる傾向にあります。
2、 野球は「個の競技」、ラグビーは「集団の競技」
野球では一人ひとりの役割がはっきりと分かれていて、守備・打撃などの場面で「個人の勝負」が色濃く出ます。
それに対して、ラグビーは常に「全員がつながっている」状態。フォワードが身体を張り、バックスがスペースを作り、全員が「次の展開」を予測して連携します。
平尾さんは、
「全員が同じことをするのではなく『個人の特質を生かすこと』が真のチームプレーだと思う」
とも語っていました。仲間の判断を信じ、自分もその期待に応える。それがラグビーの魅力であり、難しさです。
3、教えるスポーツ vs 育つスポーツ
平尾さんが印象的に語っていたのが、
「野球は『教える』ことで上達する。でもラグビーは『育てる』ことでしか強くならない」
という視点です。
戦術・技術を「型」として教えられる野球に比べ、
ラグビーは状況判断のスポーツ。
だからこそ、「自分で考え、自分で動く人間」を育てる必要があるのです。
まとめ『ラグビーは人生の縮図』
平尾さんにとって、ラグビーは「生き方」そのものでした。
勝つことよりも、「どんな人間であるか」を問うスポーツ。
だからこそ彼は、チームを通じて「考える力」「信じる力」「責任を引き受ける力」を育もうとしていたのです。
野球にもラグビーにも、それぞれの魅力があります。
しかし、ラグビーを語るとき、平尾誠二さんの視点は、私たちが「スポーツに何を求めるか」をあらためて問いかけてくれます。
ソニービルウィリアムスさんや平尾誠二さんから学べる様に、『今の』『状況判断』を『自分なりに捉え』『自分なりに動く』こと。
それは教えられる事では無く、自ら挑戦する事ですね。
あなたの『本能』は、
▪️与えられる事でしか育たない能力ですか?
▪️今が悪い状況だとしても乗り越えようとする能力ですか?
しかし、勘違いなく。
本能と基礎は表裏一体デスよね

(参考文献:型破りのコーチング 平尾誠二、金井嘉宏著 PHP新書出版)
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