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名門ラグビー部監督が読まれた世界最高峰ペップ・グアルディオラ監督の本

世界最高の監督は「自由にやれ」とは言わない


以前ある著書で

『東福岡高校ラグビー部の藤田監督が読まれた本』として紹介されていましたので、以下を購入しました。



『ペップ・グアルディオラ

〜キミにすべてを語ろう』


サッカー好きの方ならご存じだと思いますが、

ペップ・グアルディオラは

世界を代表する指導者の一人です。


バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ。


どこへ行っても、

「ボールを持ってゲームを支配する」

独特のサッカーを作り上げてきました。


サッカーとラグビー。

競技は違います。


でも、

「強いチームをどう作るのか?」

という部分では、驚くほど共通しています。


「もっと考えてプレーしろ!」

ラグビーの練習で、こんな言葉を聞くことがあります。


「もっと考えろ!」

「状況を見て判断しろ!」

「自分たちで考えてプレーしろ!」

もちろん大切です。


でも、少し意地悪な質問をします。


選手に、

「考えろ!」

と言う前に、

何を見るのかを教えているでしょうか?

ここがペップの考え方を読んでいて、とても面白かったところです。


ペップは単に、

「選手よ、自由にプレーせよ!」

ではありません。


むしろ練習では、


▪️どこに立つのか

▪️どこへ動くのか

▪️相手がこう動いたら何が起きるのか

▪️どこにスペースができるのか

▪️ボールを失った瞬間にどうするのか


ものすごく細かく準備します。



試合前には相手の映像を分析し、相手の攻撃の特徴、危険な選手、自分たちが取るべき守備行動などを映像を使って選手へ伝え、実際のトレーニングへ落とし込んでいたそうです。


つまり、

判断とは、何もないところから突然生まれるものではない。

ということなんでしょうね!?



「自由」と「好き勝手」は違う

これはラグビーでも同じだと思います。


例えばアタック。

「空いているところへ攻めろ!」

と言われても、

選手が見る場所も、

立っている位置も、

サポートの距離も、

ボールキャリアとの関係もバラバラなら、

なかなか良い判断はできません。


逆に、

チームとして共通の原則

がある。


例えば、

「この状況ならまずここを見る」

「ディフェンスがこうならこちらを選ぶ」

「ボールキャリアがここへ入ったらサポートはここ」

という共通認識があれば、

そこから選手の判断が生まれます。


つまり、

型があるから自由になれる。

これ、武道なんかにも似ています。

最初から、

「自由に好きなように戦ってください!」

と言われても、

無茶苦茶になる。。



まず型を覚える。

何度も繰り返す。

身体に染み込ませる。

そして最後に、

型を超えていく。


強いチームは「一緒に動く」

本の中で印象的なのが、

ペップがチームを一つの生き物のように捉えていることです。



チームは成長し、問題が起き、修正し、また変化していく。


そして重要なのが、

選手がバラバラに動くのではなく、チーム全体で動くこと。

この考え方はラグビーそのものだと思います。

一人がブレイクした。

「うわっ、行った!」

で終わりではありません。


その瞬間、

二人目は?

三人目は?

外側の選手は?

次のラックは?

次のスペースは?

ディフェンスはどう変化した?

15人全員が同じ情報を見ながら動いていく。


だからラグビーでは、

足が速い選手が11人いても勝てない。


身体が大きい選手を15人並べても勝てない。


一人ひとりの能力だけではなく、

15人がつながった瞬間に、チームという別の生き物が生まれる。


ここがラグビーの面白さです。


「パスを回せ」ではない

ペップのサッカーというと、

「パスをたくさん回すサッカー」

と思われがちです。


でも目的は

パスではありません。


▪️相手を動かす。

▪️相手をある場所へ集める。

そして、

▪️空いた場所を攻撃する。

そのためにボールを動かします。


ペップの考え方についても、一方へ相手を引きつけてから反対側を攻めるため、パスには明確な意図が必要だと紹介されています。


これもラグビーとまったく同じです。


▪️パス10回したから良いアタックではない。

▪️フェーズを10回重ねたから良いわけでもない。

▪️ラックを作ることが目的でもない。

相手を動かすためにボールを動かす。


右へ攻める。

相手が寄る。

もう一度右へ攻める。

さらに寄る。

その瞬間、

左側に何が起きているか?

そこを見る。


だから、

「何回パスしたか」ではなく、

「相手をどう動かしたか」。

ここまで考えると、ラグビーを見る景色が少し変わってきます。



世界最高峰の監督でも「練習する」

そして、この本を読んで僕が一番感じるのは、

やっぱり練習なんやな

ということです。


ペップだから魔法の戦術を思いついて、

黒板にサラサラっと書いて、

「はい、これで勝てます!」

ではありません(笑)。


違うんです。

細かく準備する。

練習する。

修正する。

また練習する。

試合をする。

うまくいかなければ、また変える。



本書では、ペップのトレーニングはシーズンを通した「教育」のように、一つずつプレーの原則を積み上げていくものとして描かれています。



世界最高レベルでも、

結局そこを飛ばさない。


むしろ世界最高だからこそ、

そこを飛ばさないのかもしれません。


「考える選手」を作りたいなら


勿論、

考えられる選手を育てたられたら良いですよね!


でも、この本を読んで少し考え方が変わりました。


「考えろ」

だけでは足りない。


その前に、

考えるための材料を渡す。


見るべきものを教える。


原則を教える。


失敗させる。


問いかける。


またやらせる。


そして最後は、

指導者が何も言わなくても選手自身が判断できる。

ここまで行った時、

本当の意味での「選手主体」になるのではないでしょうか。


指導者の仕事は「答えを言うこと」ではない


選手がミスをする→→


そこで、

「違う!」

「そこちゃう!」

「何回言ったら分かるねん!」

と言うのは簡単です。



でも、

「今、何が見えてた?」

「相手はどう動いた?」

「他にどんな選択肢があった?」

と問いかけてみる。


選手自身が答えを探す。


その積み重ねが、

試合中に指導者がいなくても判断できる選手を作る。


考えてみれば当然です。


試合が始まったら、

指導者は選手の耳元まで行って、

「今や!右へパス!」

なんて言えません。


最後にプレーするのは、

選手です。


良いチームは、練習を見れば分かる

この本を読みながら、

改めて思いました。


強いチームには、

何か特別な「必殺技」があるわけではない。


普段の練習の中に、

すでに試合がある。


見る。

考える。

判断する。

動く。

失敗する。

修正する。

もう一度やる。

その積み重ねです。



だから、

試合だけ変えようとしても、試合は変わらない。

変えるべきなのは、

日々の練習なのかもしれません。


そしてこれはラグビーだけではなく、

仕事でも、

会社でも、

人生でも同じなんでしょうね。

本番になった瞬間、

突然素晴らしい自分になることはありません。

普段やっていることが、

本番で出る。


だからこそ、

「どんな練習をするか」は、「どんなチームになりたいか」そのもの。


ペップ・グアルディオラ、凄い!


しかし、

サッカーからも学ぶ姿勢を持たれる

東福岡高校ラグビー部の藤田監督も凄いですね!


ペップ関連の本を4冊も読まれたとか。


強いチームには、強い理由がありますね。


他競技からも学ぶって、

意外に面白いですね♫



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