クラブチームの組織論とは
- 彰宏 中村
- 5月3日
- 読了時間: 5分
更新日:6月10日
【今どきの組織論】社長(リーダー)の言うことは絶対だった時代と、これからの「強いチーム」の作り方
かつて――
「社長(リーダー)の言うことは絶対!」という時代がありました。
逆らうなんてとんでもない。
むしろ「はい!」と元気に返事をするかどうかで出世コースが決まる、そんな空気さえありました。
でも今、どうでしょう?
会社やチームの方針が気に入らなければ、
あっさり転職・移籍。
スマホ片手に別のオファーを探し、翌月には新天地。
かつての「絶対服従型組織」は、もはや時代遅れになりつつあります。
個を大事にしたジーコ日本代表、組織を優先したトルシエ日本代表
ここで思い出したいのが、サッカー日本代表の二人の監督です。
ジーコ監督
「個を大事に!」をモットーに、選手一人ひとりの自主性を尊重しました。
結果――
個は伸びたかもしれないけど、チームとしてのまとまりを欠き、W杯では敗退。

日刊スポーツより トルシエ監督
「組織ありき!」を徹底し、チーム全体での戦い方を叩き込みました。
結果――
多少の不満はあっても、チーム力で結果を残しました。

さて?
あなたがリーダーなら、どちらのスタイルを選びますか?
個人尊重だけではチームは勝てない
個人の自由を尊重するのは、もちろん素晴らしいです。
▪️『自由にやろう!』
▪️『個々の判断を尊重し合おう!』
リーダーのその言葉は
『モチベーションも上がるし、創造性も高まる!』
メンバーとしても聞こえは良い。
でも、強い組織を作るには「組織に個を当てはめる」視点は必要。
なぜなら、どれだけスゴい個人が集まっても、
バラバラでは「チーム」としては勝てないから
個人を尊重した結果
極端ですが、ボクも『自由にプレーしよう!』とチームづくりを行った経験があります。
結果どうなったのか?
日本では『みんなこうしてるから、こうしない』という組織論を幼稚園から叩き込まされます。
なので、『好きな様にプレーしたら良い!』と言われても、イキナリ自由度は上がりませんでした。
オーソドックスな無難なプレーに徹してしまいます。
『ミスしたら迷惑かける』とか、
『周りが反応出来ない』とか言い訳に。
『自分がやりたいプレーをやろう!』と言われても、
そもそも『自分はどんなプレーをやりたいのか?』となります。
海外の選手の様に縦横無尽に走っても、『あそこはパスやろ!』『行き過ぎや』とか言われたり。
40年くらい前に『日本人はヘラヘラしている。西洋ではシッカリと自分の意見を主張出来る。日本人はニタニタして心の奥底で何を考えているのか分からない』とTVで聞いた事がありました。
ニタニタしているのでは無く、自分の主張は最後にし、先に相手の話を聞いてるだけやのに。
自分と意見が異なっているとしても、こちらが不快な表情にならない様に努めてると、それがニタニタキショいと思われてたり。
当時日本で自分の意見を言うと、
▪️『自分勝手なヤツ』
▪️『自己主張の強いヤツ』
▪️『クセの強いヤツ』
みたいな扱いでした。
ラグビーの世界でもよく言われます。
「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」。
ひとりひとりがチームのために動き、チームがひとりを支える。
個人の強みを活かすのは大事。
だけどそれは、組織の中でどう機能するかを考えた上でこそ
やはり『自由』には
ルールが必要でした
例えば、『自由にプレーすれば良い!』と言われると、自分のタイミングでパスをしてしまう。
それに反応出来るメンバーなら問題ないですが、イキナリ自由な発想を押し付けられても上手くいきません。
ラグビー試合中に『自由にプレーしよう!』とキャプテンが話して、そのプレーが噛み合わない時----------
『お前!何やってんねん!』と言うと、『自由にやってええって言うたやん』みたいな
自由と自分勝手を履き違えてしまいます
【まとめ】今こそ「個×組織」のベストバランスを!
昔のような「上司の言うことは絶対」型では、若い世代はついてきません。
でも、「個人尊重だけ」で自由放任にしてしまうと、バラバラになってしまう。
だからこそ――
「個を伸ばしつつ、組織の目標にちゃんと結びつける」
そんなバランス感覚が、これからのリーダーに求められる時代なんだと思います。
あなたのチームは、今どんなバランスになっていますか?
クラブチームは、企業チームと異なり、『自由度』は広い。型にはめられた学生時代を乗り越えて、クラブチームではラグビーを楽しみたい。
サッカーでもブラジルの選手は奇想天外なプレーをします。めちゃ自由度が高いし、それに反応出来るプレーヤーも凄い。
ラグビーではフィジーとか
与えられた『自由』の裁量を存分に発揮出来る場所ならば、ラグビー選手として心は解放される。
現代社会でも自由のいう言葉を履き違えて、
『自由に過ごしたら幸せ』やけど、『他人に危害を加えたらアカン』というルールが希薄になって来ました。
▪️恋愛がうまく行かなかったら、相手を殺す
▪️会社で思い通りに行かないから、上司を殴った
▪️カスハラで店員を口撃した
当たり前な事が当たり前に出来ない思考。
ラグビー部でも、その点は同様。
個人プレーを組織に落とし込むルール作り
ジーコ&トルシエの
2枚の思考ですね。
その為には、
▪️チームで顔を合わせる回数を増やそう
▪️個人プレーを認知してもらえるくらいに練習でアピールしよう
キットオモロイ
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